FXのリスク
FXの考えられるリスクを記載しています。アメリカのFXに関しても書いていますので、ぜひご参照ください。
FX会社が怪しいかもしれない
日本では金融庁に登録しているものだけが運営しています。
FXの会社が倒産・破産するかもしれない
日本では信託保全という仕組みがあり、FX会社は投資家から預かった証拠金を銀行に信託しています。
万一の事態には、信託資産の範囲内で、私たちへ返金されます。ただし、トレード中のものは強制決済になるので、損する可能性があります。
元本や利益を保証した金融商品ではない
為替レートの変動を利用して利益を得るものなので、その逆もしかり、損することもあります。
為替レートの変動で、含み損が進んだ場合、元本以上に損しないよう、強制終了(ロスカット)がFX会社より入りますが、すぐに約定しないで損が進んだ場合は、元本を上回る損失の可能性があります。
自分が注文する時に、「これぐらい含み損が膨らんだら決済する(マイナス決済/損切り)」という損切りの設定をしてしまえば、大きく損することは免れます。
為替レートの急変は、マイナー通貨(流動性の低い通貨=メジャー通貨以外)で起こりやすいので注意します。
スワップポイント(通貨間の金利差調整額)で利息を払わないといけないはめになる
通貨ペアやポジションの状態(売りまたは買い)によっては、受け取れる場合もあれば、支払わなければならない場合もあります。
金利の安いほうの通貨を買った場合に、その日のうちに決済すれば利息は発生しませんが、日にちをまたがり、長期にわたり保有していた場合は、毎日利息を支払うことになります。
金利の安いほうの通貨はその日のうちに決済するように心がければ大丈夫。
システムの不具合
FX会社のトレードに影響するようなシステムの不具合は起こりにくいと考えられていますが、自宅のインターネットの環境などの不具合は考えられます。停電やパソコンの故障などもシステムの不具合といえます。
自分自身の犯すリスクを軽減するには
余剰金で行うようにするのはもちろん、証拠金は余裕を持った金額にしておきましょう。
ギャンブルのような感情に任せた買い方をしない。
ファンダメンタル分析やテクニカル分析の元、このような場合のみトレードする、という自分のルールを作ってトレードするようにします。
塩漬けにしない。含み損が進んでいても、いつか反転して損を取り返せる、と思ってそのまま含み損を大きくすることなく、いくらぐらい損したら損切りする、というルールを決めて、実践する。
「FXトレードでの損の原因は常に自分にあり」といいます。
自制心が大事になってきます。
「もうちょっと得してから決済したい」と、欲を出して決済を伸ばしていたら、反転して損する方向へいってしまう、とか、
含み損が膨らみ、損切りできずにいるうちに、さらに為替レートが悪い方向へ進んでしまって、自動強制終了。大損したとか、
トレードしていれば、なかなか避けられない葛藤があります。
自分の感情に振り回されないトレードを心がけて、リスクを回避しましょう。
まとめ
*FXリスクは、余剰金で、余裕を持って始めることと、自分のルールをきちんとつくってトレードすることで、回避しよう。